テニス 団体戦について

近年テニスに於いて日本のトップ選手が上位に食い込んだり、優勝する等、目覚しい活躍をし、以前よりも盛り上がりが増してきていますが、そういったプレーではコートに二人、即ち真ん中にあるネットを挟んで一対一の対戦を見ることが殆どです。その一対一の試合を「シングルス」と呼びます。「一人」という日本語を英語に直すと「シングル」ですが、シングル同士が二人で対戦するのでシングルスと複数形で呼びます。テニスの試合では、シングルスの形にもう一人ずつ加えた形でも行われます。その人達はそれぞれネットの前に立ちプレーをします。勿論、打ち合うボールは一つだけです。その形式をシングルスに対して「ダブルス」と呼びます。ダブルは二人という意味です。これも先程と同じ要領でダブル同士が四人で対戦するので「ダブルス」となります。

さて、通常テニスの試合に於いては、シングルスの試合はシングルスだけで、ダブルスの試合はダブルスだけで行われますが、どちらも行う団体戦といったものもあります。この場合、選手は7名とか9名等となりダブルスの試合が二回、シングルスの試合が三回といった感じで行われ勝ち数で勝敗が決まります。団体戦は大会によって色々な仕組みが取り入れられており、それらの試合の順番や回数が異なることもあります。先に設定の勝ち数になった方が次の試合にコマを進めることが出来るといったルールになっている場合もあります。また選手のレベルも加味され、勝てそうに無い相手には一番弱い選手を対戦させて、味方の強い選手を温存するなど、ルールの仕組みで勝ち進むことが無いようにもなっています。硬式でも軟式でも団体戦は行われます。